もしお子さんが、味覚・嗅覚障害になってしまったら
インフルエンザからの味覚障害・嗅覚障害も4年目ですし、
なってしまったことは仕方が無いことなので、
100%元に戻る確率も低い
という事までは受け入れています。
受け入れてはいますが、理解が得られないことは本当に辛い事です。
コロナの後遺症でも、味覚・嗅覚障害があるという事なので
もし、お子さんが同じような症状で苦しんでいたら、言葉を選んであげて欲しいと思い、そのご家族に向けて記事を書いてみようといます。
まず、症状からして想像できないと思いますが、私の場合で言いますと
・悪味症(何を食べても変な味しかしない。元々の食べ物の味がしない)
・異臭症(他の人には感じない臭いが、匂いの無い場所でも感じる。不快です)
・ 嗅覚錯誤(他の人がいい匂いと思えるものでも、臭くてその場から離れたくなるような臭いに変わる。料理も臭い。食事の時間がキツイ)
言われると イラっとしてしまう言葉(心の反発)
・美味しいのに (美味しくないの!)
・食べなさいよ (食べたくても食べれないの!)
・美味しそうだから買ってきてみた(何もわかってくれない)
・好きだったでしょ (過去の話)
・今度美味しいものを食べに行こう(行きたくない。おいしくないし)
・どうせ食べないでしょ (何もわかってくれない)
・何なら食べられるの? (こっちが知りたいんだけど)
・そんな匂いしないわよ (何もわかってくれない)
・気のせいでしょ (何もわかってくれない)
美味しいという言葉が曲者です。
おいしくないものばかりなんですから。
こんな置き換えをするといいかもしれません。
理解しようとする気持ち、寄り添う気持ちが大切だと考えます。
・おいしくないかもしれないけど、どう?
・栄養のバランスも考えると、これも食べたほうがいいんだけどどう?
・これはどうかな、食べられそう?
気に留めておくといいと思う事。
・においがキツイ時は、無理に家族と同じ時間・場所で食事をとらない。
・残しても怒らない。
・料理を作ってる時は換気を心掛ける。
・美味しいと思えるもの、まあまあな物、絶対無理な物、等に分けてメモをしておく(変わる場合があるので注意)
・自分はおいしくないと思う味付けでも、相手にとってはおいしい物かもしれない事。(例えば、ニンニク生姜抜きの餃子や、タマネギ抜きのカレー等)
・おいしくなくても、食感が良いから食べようと思えるものもある。
・おいしくないと言われてもがっかりしない。
私は主婦なので、食べられるものを自分で作って食べればいいだけなのですが、
食べる側と、作る側が違うのは本当に大変だと思います。
「美味しい」と思って食べてもらえるものが見つかったら
その素材や味付けをメインに、バリエーションを広げていくと
食べられるものが探しやすいかもしれません。
何かのお役に立てれば幸いです。